3日目行程表 ↓
エジプト航空(MS245)
  
アブシンベル神殿
  
エジプト航空(MS248)
  
アスワンハイダム
  
昼飯
  
イシス神殿
  
切りかけのオベリスク
  
ファルーカ
  
エレファンティネ
アイランド・リゾート
  
夜飯
  
4日目へ
-----エジプト航空(MS245)----------------------------------------
午前2時15分起床。
3時間位しか寝ていない・・・
ホテルのロビーへ3時15分に集合し、バスでカイロ国際空港へ。
なぜこんな朝早く(深夜?)に起きて空港に向かわなければいけないのか?それはカイロからアブシンベルに向かうエジプト航空245便が5時15分にカイロ国際空港を飛び立つからである。
これから目指すアブシンベルは、あと少しで隣国スーダンとの国境というエジプトの南端に位置する街。つまりは恐ろしく暑い為、朝の気温が上がらないうちに観光しよう作戦なのだが、そんな人の為にこんなに朝早いフライトが用意されているのかは不明。
とにかくまだ真っ暗なカイロ国際空港から飛行機に乗り込む。
まだ暗いカイロ空港
機内食のパンとジュース
機体はエアバス社製のA320-200型機。日本でも飛んでいるおなじみの飛行機だ。よく遅れると噂されているエジプト航空も、さすがにこの早朝便は定刻通りカイロ国際空港を離陸した。
これからアスワンを経由し目的地のアブシンベルへ向かう。飛行時間は約2時間30分。途中のアスワンでは機内に残ったまま1時間弱待つことになる。
離陸後しばらくするとパンケーキとパックジュースの軽食が出てきた。実はホテルを出発する際に朝食と称し、かなり大量のパンと飲み物、チーズ、ハム、ゆで卵、リンゴ等のお弁当をもらっていた。それをビニール袋に入れて機内に持ち込んでいたのでいっしょに食べる事にする。
十分な睡眠を取らず、旅を続けているのでとにかく体に栄養を補給しなければと、むりやりパンを食べつづけた。が、ハムやゆで卵、リンゴといった物はどうも食べる気がわかず、残してしまった。
経由地アスワンにつく頃には、すっかり明るくなっていた。
このフライトでも窓側席を確保した我ては、眠い目をこすりながらも窓からの景色を眺め続けた。しかし、窓から外を見たところで、下界には永遠と広がる茶色い砂漠が続いているだけだ。
エジプトがナイル川によって支えられている事をつくづく感じる。
そんな砂漠が途切れ、アスワンハイダムの建設によりできた巨大な人造湖ナセル湖の上空をにさしかかるとまもなくアスワンの空港に着陸した。
砂漠が続く機窓
アブシンベル空港
ほとんど乗客の乗り降りは無く搭乗機は再び離陸した。
途中、荒涼とした砂漠の中、1本の水路を目にした。もしかしてこれが砂漠を耕地に変えようとしているトシュカ・プロジェクトなのか?
そんな事を考えているうちに飛行機は高度をさげ、ナセル湖に点在する島々の上を通ると前方に目的地アブシンベル神殿が見えてきた。そしてアブシンベル神殿を目指すようにアプローチを続ける搭乗機が右旋回を開始した。我ての席は右側。写真を撮りたかったのだが結局近づく前に視界から消えてしまった。
おそらくナセル湖方向から着陸するのであれば、着陸の直前に左側の席から一瞬ではあるがアブシンベル神殿を見ることができるだろう。
↑到着したアブシンベル空港は小さい。
ここにはアブシンベル神殿以外観光名所も無く、この空港はアブシンベル神殿にくる観光客の為にあるといっても過言ではないのだから、大きな空港を作る必要もないのである。
そして機外に出ると・・・ぐわぁ〜んと暑い。
空気が乾燥しているので「むわっ」とせずにいきなり「ぐわぁ〜ん」とストレートに暑いのだ。
まだ午前8時前だというのにこの暑さはやはり尋常ではない。
空港の建物までは歩いていけそうだがバスに乗せられ移動。そのまま空港をすり抜け、外に待っているエジプト航空が用意してくれたバスに乗り込みアブシンベル神殿へと向かう。

アブシンベル神殿行きのバス

←前のページへ ・・・・・ topページへ ・・・・・ 次のページへ→




Copyright (C) 2002〜 murubushi.com All Rights Reserved.